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放課後等デイサービスでの活動や支援の内容には様々な形があります。
その中でも、一人ひとりの状況に合わせた療育が「個別療育」です。
多くの放課後等デイサービスでは個別療育と集団療育の両方を取り入れています。
いま放課後等デイサービスの利用を検討されている方は、
「個別療育ってどんなことをするの?」
という疑問があるかと思います。
個別療育では様々なメニューや療育プログラムがあります。
こちらの記事ではその事例をいくつかご紹介します。
放課後等デイサービスの利用に関しては、初めて利用される方にとっては分からないことだらけですよね。
実際にお住まいの近くの施設に相談を行うことも可能ですが、まだその段階では無い方はぜひこちらのサイトを参考にしてみてください。
個別療育と集団療育の違い
個別療育と集団療育の違いは単なる指導や支援の違いではありません。
個別療育は多くの場合、児童一人に対して指導員や施設の職員が深く関わる形になります。
子どもが何が出来なくて、何が出来るのかを細かく把握して発達・発育の支援を行います。
この場合、子どもは何か一つのことを出来るようになると自分に「自信」を持てるようになります。
それに対して、集団療育は他人との関わり合いの中でコミュニケーションや社会性を身につけていきます。
・順番を守る
・他人に迷惑を掛けない
・ルールを守る
など、他人との集団生活でしか身につけられないような力や常識を学ぶことを目的とします。
また、集団療育を取り入れることで保護者同士の情報交換も促進されやすいという特徴があります。
個別療育、集団療育のどちらが良いかということではなく、どちらも必要なことなのです。
放課後等デイサービスでの個別療育は可能なの?
複数の利用者がいる中で、放課後等デイサービスでの個別療育は可能なのか?
もしくは、その療育の質を高くすることが出来るのか?
実際には利用する施設によってばらつきがあることは確かだと思います。
なぜなら、その施設の規模や運営体制、働いている職員などが一緒ではないからです。
もし仮に、施設の運営ルールや職員の経験年数などを同じにしたとしても、個別療育の内容や成果は同じにはなりません。
実際にサービスを受ける児童の発達や置かれている状況などによって関わり方が違うからです。
むしろ、それをカバーする為の個別療育と言えます。
個別療育のプログラム例
一般的に行われている個別療育の内容の例をご紹介します。
あくまでも例となりますので、どの放課後等デイサービスの施設でも行われていることではありません。
しかし、ある程度のイメージを掴んで頂くことが出来ると思います。
お金の計算
お買い物で金額を提示された時にに支払いが出来るようにお金の計算の練習を行います。
お買い物ごっこ等を実施することが多いようです。
表情や気持ちを理解する
絵カードや写真、他人の顔を見て喜怒哀楽の表情を理解する練習をします。
「この人はいま怒っているのか、喜んでいるのか?」と感情を読みと練習を行います。
時間を理解する
カードや実際の時計を使って、実生活に必要な「時間」の理解を深めます。
「朝9時からは○○をしなければならない」
「夜9時には就寝しなければならない」
日常生活に必要なこういった時間を使えるような練習をします。
カードの分類
複数枚のカードを性質や特徴によって分類する練習を行います。
・くだもの
・のりもの
・のみもの
などの簡単な分類を正確に出来るようになっていく為のものです。
筋トレ
筋トレと言ってもごく簡単なトレーニングです。
ちょっと高いところにブロックをのせていくようなものです。
体と手先を正確に動かすための練習になります。
お子さんに合った療育プログラム
お子さんに合った療育プログラムを選ぶ為には、お子さんが今どんな状況にあるのかを正しく理解する必要があります。
上記をご覧頂ければ理解出来る通り個別療育と言ってもごく簡単なことから始めていきます。
さらに、同じ道具を使ったとしても児童によっては進度が違います。
施設によっては、親御さんと一緒に行うような宿題を児童に出すところもあります。
どんな療育プログラムがお子さんに合っているのか。
これを施設の担当の方と密に話をするして決めていくのが一番の方法です。
まとめ
療育と一言で言っても様々な形があります。
個別療育にもこちらの記事で挙げた以外にもいろんなメニューや方法があります。
もし放課後等デイサービスの利用を考えている場合は近くの施設に問い合わせを行ってみましょう。