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放課後等デイサービスでは個別療育と集団療育の両方が行われています。
中には学校の授業についていけない、学習面に不安のある子供に対しても親身に勉強を教えてくれる施設もあります。
そういった施設と一般的な学習塾にはどんな違いがあるのでしょうか。
「放課後等デイサービスに通えたら学習塾は必要ない?」
「学習塾で教えるようなこともカバーできるのか?」
という疑問を持っていらっしゃる方もいると思います
放課後等デイサービスの中に、ほぼ学習塾と変わらないような内容で勉強面をサポートする施設もありますが、
全てがそういったサービスを提供しているわけではありません。
基本的な放課後等デイサービスと、学習塾の違いを理解し、発達障害を持った子供に対しての勉強面の支援をどう行っていくべきかを考えていきましょう。
放課後等デイサービスと学習塾はどのように違うのかを知りたい方
学習支援の内容はどのように変わるのかを理解したい方
こういった方は是非こちらの記事をご覧いただければと思います。
放課後等デイサービスと学習塾の違い
放課後等デイサービスと学習塾には明確な違いがあります。
利用するための料金であったり、その施設を使用する条件や手続きなども違いが出てきます。
これらを理解することで、今のお子さんの学習レベルに合わせた勉強面の支援を行っていきましょう。
利用料金
放課後等デイサービスと学習塾では利用料金が違います。
放課後等デイサービスは、児童福祉法が規定する利用者負担が定められていて、その上限額も決まっております。
放課後等デイサービスの場合、一般的な収入の家庭でしたら1ヶ月の料金は4700円になります。
しかし、学習塾の場合は運営する企業によってその料金設定を自由に変更することができるため、どういった形で学習塾を利用するかによって料金が変わります。
利用する為の条件
放課後等デイサービスを利用するには、「通所支援受給者証」というものがあれば利用することができます。
この受給者証を取得するには、各市町村の窓口で決められた手続きを行う必要があります。
しかし、学習塾の場合は必要だと思った場合であればすぐに利用することが可能です。
もちろん受け入れ人数などの定員はあるかと思いますが、基本的には利用料金に納得しサービス内容がお子さんの学習レベルに合ったものであれば、契約を行えば良いだけです。
利用開始までの期間
放課後等デイサービスは、前述したとおり受給者証の取得を行う必要がある為、ある程度の手続きに要する時間が必要です。
利用したい放課後等デイサービスの施設での面談や、個別支援計画などの作成にも少し時間がかかるような形になります。
学習塾の場合は、その塾によってカリキュラムや指導を始めるタイミングが異なりますので、事前にそのタイミングを問い合わせる必要があります。
しかしながら、学習塾は契約をしてしまえば基本的にはすぐに利用を開始することができると考えていいでしょう。
学習支援の内容
放課後等デイサービスでの学習支援は施設によって異なります。
学習塾が運営母体となっている会社が放課後等デイサービスの施設を運営している場合には、専用の教材などが用意されている場合があります。
しかし、そうでない場合には、必要最低限の教材を購入して、ひらがなの読み書きや簡単な計算などで終える施設もあります。
放課後等デイサービスでの学習支援をどういう形で行っていくかは、児童によって変わりますし、配置される職員の人数などによっても変わってきます。
学習塾の場合であっても、本格的に高校受験や大学受験を目指せるような勉強面のサポートを行うところと、基本的な漢字の読み書きや、学校で習うような計算の方法などを補足するような形で指導を行う場合とがあります。
放課後等デイサービスでの学習サポート
放課後等デイサービスは、元々、学校の授業が終わる下校の時間から家族が揃って夕食を迎えるまでの時間の場所を提供する福祉サービスになります。
もちろん、その中には学習サポートの側面もありますがそれがメインではありません。
発達障害を持つ子どもにとって、精神的に安心できる場所を提供するということがメインで行われるサービス内容になっています。
学校の授業についていけない子供に対しての勉強面のサポートを熱心に行う施設ももちろんあります。
そういった指導が得意な職員の方もいらっしゃるでしょう。
しかし、どんな施設でも勉強面のサポートに力を入れているわけではないということになります。
その点を理解して放課後等デイサービスを利用するようにしましょう。
まとめ
放課後等デイサービスと学習塾の違いを解説してきました。
最も理解すべきは、お子さんがストレスなく勉強に取り組める環境を提供できるかだと思います。
また、いきなり高い目標を設定して発達障害の子供受け入れてくれる学習塾などに通わせても、勉強を嫌いになってしまう可能性もあるわけです。
子供の気持ちや、勉強面での現実的なレベルアップを図れるように、正しい選択をしていただきたいと思います。